国民健康保険を支払うのは義務です!

事業がうまくいかないとき、出費が続いてしまったときなど、国民健康保険料を滞納してしまう方がいます。

 

「カネがない」の一点張りですむ問題ではなく、悪質な滞納と判断されると差し押さえに合うリスクがあります。

 

「保険証がなくても困らないから」と放置すると、万が一のときに後悔する事態になりかねません。

 

国民健康保険対象の未納世帯が増えるに連れて、市区町村が本格的な対策に乗り出すケースもあります。

 

保険料を滞納するとどうなるか、払えない場合はどうしたらいいのか知って、今後の対策に役立てましょう。

 

 

国民健康保険とは

国民健康保険とは、病気やケガをしたときに医療費サポートを受ける制度です。健康面でのトラブルを抱えたときだけでなく、出産や育児に対するサポートもあります。

 

赤ちゃんが生まれたときに申請すると、出産育児一時金が支給されます。不幸があった場合に葬祭費を支給して、遺族の負担を軽減する制度もあります。

 

産まれてから亡くなるまで一連のサポートをする、重要な社会保険の一つです。

 

国民健康保険

サラリーマンなら勤め先の健康保険に入りますが、個人事業主や短時間のパートタイムで生計を立てている方は、加入する先がありません。

 

そんな人たちの受け皿になっているのが「国民健康保険」で、市町村主体で運営される仕組みです。

 

保険料の計算方式は自治体によって異なりますが、所得割と均等割の合算で決まります。

 

所得が多い人ほどたくさん保険料を払う仕組みで、公平性を保っています。

 

脱サラして事業をはじめたり独立したりして健康保険から国民健康保険に切り替わると、保険料に驚く方もいます。

 

会社員のころは労使折半で払っていたものが、全額自己負担とされるためです。

 

給与明細に書かれていた保険料は自己負担分だけなので、会社が同額を出すことで健康保険を維持していました。

 

所得水準が同じだったとしても国民健康保険料のほうが高くなるのは当然で、制度を正しく理解しておかないと、独立してから驚きます(-ω-)/

 

 

無保険状態は認められない

保険料通知を見たとき「こんなに高いなら保険に入りたくない」と考える方もいるでしょう。

 

大きな病気をしたこともなく健康体で、健康保険の必要性を感じない方が未納のまま放置しているケースも散見されます。

 

どうしても病院にかからなくてはいけないようなら自由診療を受けるという頭で、加入手続きを行いません。

 

忙しさを理由に手続きできないでいるケースでも、問題は同様です。日本は皆保険制度をとっているため、何かしらの保険に入る義務があります。

けが

 

国民健康保険加入を拒否し続ける無保険状態は、どんな人にも許されません!

 

会社の健康保険を任意継続しない限り、国民健康保険加入者とみなされます。

 

そもそも、加入手続きを後ろ倒しにしていたところで、書類を出したタイミングで未納分の請求が来ます。

 

以前の健康保険を辞めたときまでさかのぼって、滞納として計算します。

 

転職までに数ヶ月あいただけでも国民健康保険加入者となり、該当期間分の保険料を納付する義務があります。

 

 

自分の意思はどうであっても、社会の仕組みとして決まっている制度と考えてくださいね。

保険がなかったとして病院に行った場合

全額自己負担となってしまいます。ちょっとした風邪程度ならまだ良くても、入院や手術などを伴う場合は大変です。

 

あわてて手続きをすませて保険証を手に入れても、自己負担分の医療費と未納分の保険料の請求がきます。

 

未納期間が長いほどまとまったお金が必用で、医療費とのダブルパンチでは大変です(;^ω^)

 

 

滞納すると保険証が使えなくなる

国民健康保険が払えない場合のペナルティーも自治体によって異なりますが、保険証が使えなくなります。

 

正確に言うと、だんだん使える範囲が狭まってきて、医療費の自己負担範囲が増えていくイメージです。

 

滞納すると役所から電話や書面で連絡が来て、未納分を払うようにお願いされます。

保険

 

ここを無視していると、有効期限が短い「短期被保険者証」を渡されて、これまでの保険証が使えなくなります。

 

有効期限が切れると役所に行って手続きをしなくてはいけないので、その場で支払いが進んでいるか確認されます。

 

それでも未納が続くと「被保険者資格証明書」を渡されます。これを医療機関で提示しても医療費負担の軽減を受けることはできないので、全額自己負担となってしまいます。

 

国民健康保険窓口で手続きすると還付される仕組みになっていますが、未納があるうちは相殺されるケースがほとんどです。

 

自己負担の3割を超えた部分を自動的に支払いにあてることで、強制的に支払いを進めていきます。

 

しかも、病院にかからずにずっと「被保険者資格証明書」を持ち続けることができるわけではありません。

 

電話や訪問などによって滞納保険料を払うように説得されて、どうやったら支払いできるかを考えていきます。ようやく支払いをしようと思っても、延滞金が上乗せです。

 

支払いを拒んでいた期間の利息がプラスされると、どんどん返済が難しくなります。金額に愕然として支払いを拒むと、給料や預貯金の差し押さえ対象となります。不

 

動産、家財などあらゆるものが対象になり、未納分と延滞金をあわせた分だけ没収されてしまいます(^_^;)

 

 

お金を借りて国民健康保険を払う

そもそも国民健康保険はいざという時に備える制度で、未納があると不安です。保険があれば、長引く入院や重大な病気をしたときなど、高額療養費を受け取れます。高

 

額療養費とは、一定金額以上の支払いを保険から還付する仕組みです。自己負担なら数十万円かかった療養費も、決まった金額の支払いですみます。

 

滞納したタイミングで高額療養費対象になっても、還付を受けられないリスクがあります。支払うべきものを払っていないことが気になると、役所に相談しにくくなります。

 

自分のことだけならまだしも家族を巻き込んで不安な状況になると、路頭に迷ってしまいます。

 

そこで検討したいのが、カードローンで一時的にお金を借りて完済する方法です。滞納している分だけでも支払いが終わると、随分気持ちが楽になります。

 

今後の保険料についてはお給料から無理なく支払いできるように、家計の見直しを進めましょう。カードローンの返済も合わせて収支を見直して、赤字にならないように工夫します。

 

避けたい状況は、カードローンで滞納分を支払って、再び未納状態になることです。払いたくても払えない理由がある場合は、国民健康保険窓口に行って相談しましょう。

 

所得が一定以下になった場合や病気で支払いが難しい場合には、減免制度が適用されるケースもあります。

 

市区町村によって減免制度の所得ボーダーラインや条件が変わってくるため、自分の場合はどうか確かめます。

 

頑張れば払える状況ならまず完済、どんなに頑張ても生活が成り立たないようなら相談と、しかるべき措置を考えましょう!

 

 

国民健康保険の性質上、加入者の相互扶助で成り立っています。自分だけの問題ではなく、社会全体を考える広い視点が必用でしょう。

 

高齢者世帯が増えるに連れてますます国民健康保険の加入率があがる可能性があり、保険料を払わないと今の制度を維持できません。

 

そもそも保険は助け合いの心から産まれたもの、しっかり保険料を納めることで、将来の自分が恩恵を受けます。

 

退職してから未加入状態が続いているなら、まず市役所や区役所の窓口に行ってみましょう。

 

いくら未納がたまっているか詳細を確認して、手続きします。問題を後回しにしたところで、良い方向には向かいません。

 

どうやったら保険料を払えるか、この機会に考えてみましょう(/・ω・)/